2011年12月15日木曜日

ぎんなん






前回拾ったぎんなんについて。


イチョウの種子ぎんなんの外皮が放つ臭気が苦手な人も多いようですが
ぎんなん好きにとってはきっとあの臭気がぎんなんの味を
より美味しくしていると感じるのだと思います。


もしもぎんなんが薔薇の花の香りを放っていたなら
美味しさも半減してしまうような気がします。







ぎんなんには薬草としての効果もありますが
中毒を引きおこす強い成分も含まれているといわれています。
食べすぎにご注意を。








2011年11月29日火曜日

晩秋散歩道



                                 




ひさしぶりにのんびりと過ごしたくて
大好きな場所に行こうと思った。


紅葉シーズンなので平日にしては人が多かったけれど
寒い時期の公園は静かでまるで時間がとまったよう。


ここにはあまり知られていない秘密の場所がある。
手をかけられていないので雑草もまばらにあるけれど
銀杏の葉が陽射しを受けて金色に輝いている。


たくさん落ちた葉っぱの上に寝ころんだり
両手で掬って雪のように舞うなかを潜ってふざけたり
そんな、なんでもないような時間がしあわせだったんだなぁ。



引越してから訪れていないのでもう6年ぶりくらいかな。
ちょっと寂れてしまってなんだか泣きそうな気持ちになった。





ぎんなん拾いをしてみました。








子どもの頃は紅葉を愛でるより
もみじの天ぷらを買ってもらうことのほうが
楽しみだったっけ。。。




2011年11月16日水曜日

ガラムマサラ










たまにはちょっと手間をかけた昼食をとろうと思いたち
マサラシーフードカレーを作ってみました。
手間といっても所要時間30分くらいで出来上がります。
いかにいつも手を抜いているかがばれてしまいます 笑。


家にあったスパイスを集めてマサラを作る行程は
なんだかおままごとをしているような気持ちになります。


クミン、ターメリック、ジンジャー、ガーリック、コリアンダー、
チリを混ぜ合わせ、沸騰したらマスタードを入れ
火を止めたらブラックペッパーを加えます。


ごはんは玄米と七分米のミックスでちょっと固めなので
カレーにも合うのです。(個人的な好みですが)


寒くなるとスパイスが恋しくなります。


食後はもちろんチャイです!




ハーブの恵みに感謝...







2011年11月13日日曜日

珈琲の香り







温かい飲みものが恋しい季節となりました。


わたしはコーヒー豆を挽く時に部屋に漂う音と香りが好きです。
 




そういえば手動式のコーヒーミルがすっかり埃を被っています。


忙しさにおわれてしまいひと手間をかけることの贅沢さを


感じることが少なくなってきたのですね。






カフェインは適度に摂取すれば疲労回復につながりますが


過度な摂取は中枢神経を興奮させてしまいます。


夜はデカフェをチョイスしました。







2011年11月6日日曜日

スパイスの香り




                  ちょっと早起きした朝は
                  
                  ゆっくりとした手順で作った
                  
                  チャイが恋しくなります。






                  カルダモン、シナモン、クローブ、ジンジャー
                  
                  などのスパイスを調合して
                  
                  アッサムをベースに濃厚なミルクを加え
                  
                  熱々のチャイを作ります。






                  休日前の夜に飲むチャイも
                  
                  格別美味しいものです。
                  
                  夜は美容のために
                  
                  ミルクを豆乳にしてもよいですね。





2011年11月3日木曜日

土の香り〜Burdock〜




先月収穫した野菜たち。

さつまいも、里芋、ごぼう。

無農薬なので葉っぱには虫が食べた跡がぽちぽちと残っていました。



ごぼうはキク科で英名ではburdock(バードック)といいます。

ごぼうは中国から日本へやってきた伝えられています。

日本では食材として有名ですが

中国や欧米では主に薬草として使われてきたそうです。



少し話しが逸れますが食物は「陰」と「陽」に大別でき

バードックは「陽」に入ります。

「陽」は生長の遅いもの、水分の少ないもの、地下に伸びるもの、

北へ向かうほど大きく生長するものです。

ですから同じ根野菜でも大根や里芋は「陽」ではなく「陰」なのです。



温かい地が適したものが「陰」で寒い地が適したものが「陽」

と言えるのかもしれませんね。

陰性のものは身体を冷やし、陽性のものは身体を温める働きがあります。

生命維持のための自然の恵みのように思えます。

この「陰」と「陽」のバランスを上手に組み合わせることも大切なのでしょう。



戻りますが(笑)、バードックには血液浄化作用があり

デトックスの代表選手でもあります。

ハーブティーにするとそんなに強い味はないのでブレンドして楽しみます。



風邪対策として解毒作用と利尿・発汗作用のある

バードックとダンディリオン(たんぽぽ)のブレンドもお薦めです。

ハーブコーディアルでもこのブレンドが出ているようです。



寒い冬は「陽」のもので身体を温めましょうか。






        


          
















2011年10月18日火曜日

ラポール







前述の季刊誌をご覧になったクライエントのご家族から

昨日お手紙をいただきました。

そこには、どのような精油があるのか、どこで手に入るのか

などの質問が丁寧に書かれていました。




精油についての説明はとても長くなりますが

専門用語での説明ではなく、どなたにもわかりやすく

簡単に説明することが大切だと思います。

けれどそのわかりやすく簡単な説明が

案外むずかしかったりするのです...ふぅ。




スクールで模擬講義を行ったことがあります。

「アロマテラピーとはなにか」ということを

小学生にもわかるように説明しなくてはいけませんでした。

そのとき、専門用語で説明することのほうが

どれだけ手っ取り早く簡単だろうと感じました。




わたしの拙文を読んでくださり

アロマテラピーを試してみようと思ってくださったのですから

その想いをわたしが消してしまわないように

アロマテラピーのすばらしさをわかりやすく

説明しなくてはいけませんよね。




専門はソーシャルワークの相談援助です。

わたしにとってのアロマテラピーは相談援助で必要な

ラポール(信頼関係)を作る時にもとても大切なものとなっています。

これからもたくさんの人に伝えていけたらと思います。

たくさんの人がそれぞれに癒されますように。





2011年10月14日金曜日

これまでのこと










5月に「認知症の周辺症状に対するアロマテラピーの有効性」  
   
というタイトルで事例研究発表をさせて頂いたのですが   

10月発行の季刊誌に発表をまとめたものが掲載されました。 






プライベートで忙殺されている中でのパワーポイントやレジュメ作りは

今思い返してもよく出来たものだとわれながら感心しています 笑。






なにごともやってみなくちゃわからないですね。

行動を起こさなきゃなにも始まらないし

失敗を恐れてなにもしないまま後悔して人生を終えるのはいや。






そう思えるようになったのは大学で学生と関わる仕事をした頃でした。

いろいろな障害を抱えていたり60代70代で再び挑戦している学生に出会い

わたしはじぶんの弱さと甘さを思い知り強い衝撃を受けました。






その頃にプライベートな問題で眠れない日々が続いていたのをきっかけに

本格的にアロマテラピーを勉強しなおそうと思いました。

アロマテラピーを勉強しながらハーブセラピーにも出会い

ああこれだ、と深みにはまっていったのでした。






眠れない夜に初めてじぶんでブレンドしたのが

オレンジスイートとマートルでした。









2011年10月12日水曜日

香りの記憶

















香りと記憶の深い関係の秘密は脳にあります。 

なぜなら五感の中でも嗅覚だけが       
   
古い記憶をつかさどる            

大脳辺縁系に直接働きかけるから。      




         嗅覚が五感の中でも最も動物的で                

情動的な感覚と呼ばれるのも         

       この大脳辺縁系と密接な関係があるからなのです。      



香りによって遠い日の感情や記憶が蘇ることを 
       
フランスの文豪マルセル・プルーストにちなんで

         「プルースト効果」といいます。                

  プルーストは著書「失われた時を求めて」の中で  
       
無意識的記憶を要素として配しています。   




たとえばわたしにとってのプルースト効果とは 

薔薇の香水からよそゆきの服を着た母との外出や
     
  草花の香りから虫取りに熱中していた幼き頃の記憶が
 
      不意に蘇ってくることでしょうか。            



 わたしがアロマテラピーやハーブに魅かれたことも

     香りと記憶が結びついたからなのかもしれません。